さる12月4日（日）、株式会社松風東京支社（東京都）において、Tokyo SHOFU実践セミナー2016（株式会社松風主催）が開催され、講師に林　洋介氏（東京都開業）を迎え、「効率よくNi-Tiファイルを使用するためのルールとは」をテーマに、半日にわたり講演、デモ、実習が行われた。
　
　講演では、まず歯内療法におけるラバーダム防湿の重要性について言及。マネキンを使用したデモを通して短時間でラバーダムをかけられる方法を紹介し、ラバーダムをすることで結果的に治療効率が上がることを強調した。また、Ni-Ti製ファイルを用いた根管形成について、根管内でNi-Ti製ファイルを押す力を加えるとファイルが破折することがあること、また切削片がつまってしまうことなどの臨床上の注意点を挙げ、ファイルの特徴に合ったテクニックやポイントを文献とともに紹介。実際に患者に使用する前に、抜去歯などで何度も練習してから治療に臨むことが大切とまとめた。