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2017年1月28日

第15回 モリタ技工フォーラム2017 TOKYO開催

歯科技工士を中心に420名が参集

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 さる1月28日(土)、御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター(東京都)において、第15回モリタ歯科技工フォーラム2017 TOKYO(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が開催され、歯科技工士を中心に420名が参集した。

 午前中は2つのホールで講演が行われた。ホールAでは「Macro & Micro(Bianco e Rosso デジタルとアナログの融合)」と題して山本尚吾氏(art & experience Bianco e Rosso Tokyo)が、ホールBでは「女性が歯科技工士を続けるために~女性技工士と共に働くみなさんへ~」と題して藤井未来氏(タマデンタルサービス)が講演を行った。この中で藤井氏は、出産・子育てをしながら自身がどのように歯科技工士として仕事をしてきたかを振り返りつつ、「やり方を真似るのではなく、なぜ自分がこの会社にいたいのか、そしてどうすれば会社から必要とされるのかを考えてみてほしい」と述べた。

 午後からは、ホールAでは「なぜ鋳造の失敗は起こるのか-歯科理工学から鋳造の原則を見直す」と題して武本真治氏(東歯大歯科理工学講座)と「生体に調和した機能的咬合を再構築するために」と題して田村勝美氏(ハイテック・デント)が、ホールBでは「歯科技工における立会いの重要性~デンチャー製作における適切な口腔周囲組織の再現と顎間関係の正確性、そしてチームワーク~」と題して岩城謙二氏(Dental Labor IDT)と「陶材築盛の基本要件~セラミック前装型補綴装置の色表現と表面処理を失敗しないための基本操作をふりかえる~」と題して湯浅直人氏(大谷歯科クリニック)が講演を行った。この中で湯浅氏は、これまであまり講演会では触れてこなかったという陶材を築盛するための基本的な操作について動画を用いながら解説し、「サンプル作りなどを楽しんでできることが上達の近道」と述べた。

 またそれ以外にも、「押さえておきたい! インプラントオーバーデンチャーの基礎」(今田裕也氏、協和デンタル・ラボラトリー)、「The Full Zirconia All Ceramics―第三世代を迎えて―」(加藤尚則氏、カスプデンタルサプライ/カナレテクニカルセンター)、「臼歯部陶材築盛のコツ―基本を押さえて、疑問を解決―」(千葉慎太郎氏、ウィング千葉デンタルラボラトリー)の3題のハンズオンが行われたほか、2017年歯科技工登竜門テクニカルコンテストの投票や、新商品の体験コーナーなど、数多くの企画が行われ、盛況のうちに幕を閉じた。