さる4月1日（土）、京都烏丸コンベンションホール（京都府）において、「患者さんと共に歩む歯科医療　歯科医師・歯科衛生士合同セッション」（Dentwave.comブランネットワークス株式会社主催、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社協賛）が、参加者約120名を集めて開催された。

　前半、はじめに中田光太郎氏（京都府開業）が 「患者さんの信頼を得るためのクリニックシステムの構築」と題し、患者さんとコミュニケーションを取るためのコンサルテーションルームの重要性について、次いで瀧野裕行氏（京都府開業）が「歯周治療におけるチーム医療の重要性」と題し、歯科医師・歯科衛生士の治療前・治療中・治療後のコミュニケーションの重要性について述べた。

　後半、はじめに丸橋理沙氏（フリーランス歯科衛生士 ）が「歯科衛生士からの歯肉縁下、粘膜縁下のコントロール」と題し、プロービング方法を使い分けることによる歯肉縁上・縁下の炎症の見極めについて、次いで中島　康氏（大阪府開業）が「天然歯とインプラントを守るための患者主体のプラークコントロール」と題し、患者さん自身のプラークコントロールを確立してもらうための具体的な導入方法とその結果について、最後に前田潤一郎氏（京都府開業）が「将来を見据えた治療計画」と題し、リコール率の向上方法、非来院患者さんへの対策などについて述べた。

　なお、講演の途中では、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社が「ブラウンオーラルB電動歯ブラシGENIUSプロフェッショナルのテスト・ドライブ体験みがき」を開催し、多くの歯科衛生士から好評を博していた。