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2017年4月8日

近畿デンタルショー2017開催

「近畿から発信 笑顔を作る歯科医療」をテーマに12,239名の歯科医療者が来場

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 さる4月8日(土)、9日(日)の両日、アジア太平洋トレードセンターATCホール(大阪府)において、近畿デンタルショー2017(近畿歯科用品商協同組合主催、上山哲司実行委員長)が、「近畿から発信 笑顔を作る歯科医療」をテーマに開催された。展示会場には150社が出展し、12,239名の歯科医療従事者が来場した。

 各出展社のブースでは、最新の歯科医療機器や材料などが数多く展示され、連日多数の歯科医療関係者でにぎわいを見せた。また、豪華景品があたる抽選会やバルーンアートなどのイベントも行われ、来場者を楽しませた。
 
 両日併催されたテーブルクリニックでは、根管治療や歯周外科、歯科衛生士業務、訪問診療などを主なテーマに、2会場に分けて14題の講演が行われた。
 
 瀧野裕行氏(京都府開業)の講演「ティッシュマネージメントを習得しよう!」では、鮮明な施術映像を引用しながら、歯肉移植をはじめとした歯周外科治療について解説。ユーモアを交えた演者独特の語り口に会場から笑いが起こること頻りだった。

 木ノ本喜史氏(大阪府開業)の講演「エンドと修復の密接な関係」では、根管治療後の良好な予後のためには、根管治療自体の質だけでなく、その後の修復処置における感染制御も重要なファクターであることが述べられた。

 また、前田実男氏(日本訪問歯科協会 広報担当理事)による講演「歯科訪問診療の現状と今後の展開」では、訪問診療の保険請求方法について、詳細な配布資料をもとに解説。昨今の在宅医療のトレンドを反映してか、多数の来場者が詰めかけていた。

 このほか、柏井伸子氏(歯科衛生士、有限会社ハグクリエイション代表取締役社長)による「リスクに応じた"カスタマイズ"のススメ」など、歯科衛生士を対象とした講演も充実。全体として、治療・予防の両面から明日の歯科臨床の助けとなる内容だった。