さる4月9日（日）、TKPガーデンシティ竹橋（東京都〔大阪会場、福岡会場は東京会場からのネット生中継〕）において、「第3回プレオルソ研究会"プレオルソ　いつまで使うの？"」（プレオルソ研究会事務局主催、株式会社フォレスト・ワン協賛）が、参加者約350名を集めて盛大に開催された。

　午前は、「あいうべ体操」考案者の今井一彰氏（内科医、福岡県開業）が「息育のすすめ～口は食物と空気の通り道～」と題して講演。小児期から"あいうべ"体操で口腔周囲筋をトレーニングし、舌を正常位置に保持して正しい鼻呼吸で生活することの重要性について述べた。

　午後は、症例発表として、田代芳之氏（福岡県開業）、岩田直晃氏（東京都開業）、牧野正志氏（千葉県開業）、林　正樹氏（東京都開業）、大内仁守氏（東京都開業）が「プレオルソ　いつまで使うの？」をテーマに、プレオルソの適応症、非適応症および装着開始時期、終了時期について述べた。

　最後に、プレオルソ開発者の大塚　淳氏（岡山県開業）が「プレオルソ　いつまで使うの？」と題し、プレオルソの適齢期、1日の装着時間、装着期間中の口腔周囲筋のトレーニング、来院頻度、治療費用、治療後の本格矯正の有無などについて述べた。

　なお、講演後は聴講者からの症例検討会が開かれた。患者模型を持参した約20名のプレオルソユーザーによる治療中ならびに治療予定の質問が30分以上行われ、本会は成功裏に幕を閉じた。