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2017年4月21日

中島榮一郎氏、文京区より感謝状受ける

「無縁坂」描いた日本画を寄贈

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 さる4月21日(金)、文京区役所区長室(東京都)において「文京区表彰要綱に基づく感謝状贈呈式」が開催され、中島榮一郎氏(東京都開業)が感謝状を授与された。これは、中島氏が自作の絵画「岩崎邸―無縁坂上」を文京区に寄贈し、厳正な審査を経た上で受理されたことを受けて行われたもの。文京区アカデミー推進部アカデミー推進課の話によると、「区に対して絵画など自作の美術品の寄贈を希望される方は多いが、文京区としてはアカデミー推進課に所属する学芸員の審査を経て、年間3、4点ほどとさせていただいている」「収蔵された寄贈品は、年に数回区役所のギャラリースペースなどで展示している」とのこと。

 絵画は、東京都台東区池之端1丁目から文京区湯島4丁目に至る「無縁坂」を、坂の頂上から見下ろした構図。レンガ造りの塀に強いパースペクティブがつけられ、眼下の不忍池に至る様子が印象的。岩絵具を用いた日本画でありながら、洋画のような筆致も味わい深い。感謝状授与の後、懇談の中で成澤廣修区長は、「文京区は坂の町。それを絵画に残し、寄贈していただけるのはありがたい」「無縁坂の絵は台東区のほうから見上げているものが多いが、文京区の方向からのものはなかなか珍しい」「この絵を大切にし、文化振興に努めていきたい」と述べた。また中島氏は、「このような立派な会を開いていただいて感謝申し上げる。可能なかぎり、一般の方々にも紹介していただきたい」と述べた。」