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2017年5月25日

第55回日本小児歯科学会大会開催

「未来を担うこどもたちのより良い口腔育成を目指して」をテーマに

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 さる5月25日(木)、26日(金)の両日、西日本総合展示場新館(福岡県)において、第55回日本小児歯科学会大会(牧 憲司大会長、木本茂成理事長)が、「未来を担うこどもたちのより良い口腔育成を目指して」をテーマに開催され、1,500名の歯科医師・歯科衛生士らが参加した。

 大会初日は、まず開会式等ののち、自見英治郎氏(九大大学院)による特別講演1「骨吸収の分子メカニズム」で幕を開けた。午後は、女性小児歯科医委員会企画によるリレー講演や、シンポジウム1「かかりつけ歯科医が行う小児期からの咬合治療を考える」、歯科衛生士委員会企画による認定歯科衛生士に関するセミナーなど多彩なプログラムが組まれ、各会場とも熱気にあふれた。

 2日目も、学術賞・奨励賞受賞者講演、2つの教育講演とシンポジウム2、特別講演2、市民公開講座など、充実した内容となった。特別講演2「呼吸器としての口腔を考える~息育のすすめ~」では、医師の今井一彰氏(福岡県開業)が、子どもの生涯にわたる健康づくりのための情報発信を歯科に期待するとし、鼻呼吸獲得の大切さを述べた。そして、歯科でも注目を浴びて久しい口呼吸について、鼻呼吸の利点と比較しながら、そのメカニズムや健康への影響を解説した。

 両日ともランチョンセミナーやポスター発表、企業展示が行われ、どの会場も終始にぎわいをみせた。