さる7月8日（土）、ホテル日航大阪（大阪府）において、「末瀬一彦先生の功績に感謝する集い」が関係者を集めて盛大に開催された。

　大阪歯科大学審美学教室教授を本年3月に退職された末瀬一彦氏は、長年にわたり大阪歯科大学付属歯科技工士学校校長、また、全国歯科技工士教育協議会会長などの要職を務め、歯科技工士教育の充実および就労環境改善に尽くされるとともに、近年ではデジタル分野でもたいへん著名であった。

　当日ははじめに「記念講演」が行われ、末瀬氏が「充実した40年間を振り返って―歯科技工士教育を想う―」と題して登壇。自身が執筆した多くの文献より研究結果を解説するとともに、「歯科技工士は単なるモノ作りの技術者（職人）ではなく、医療技術者である！」としたうえで、「歯科技工士（教育）への提言」が熱く語られた。

　つづいての「感謝する集い」では、和やかに懇談がなされ、閉会した。