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2017年7月10日

平成29年度新医療機器・歯科医療技術産業ビジョン/歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版発行記念会が開催される

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 さる7月10日(月)、歯科医師会館において、「平成29年度新医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」および「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版」発行記念会(日本歯科医学会主催、住友雅人会長)が開催され、日本歯科医学会43分科会代表者をはじめ日本歯科商工協会役員らが多数参集した。

 開会後、関係者を代表して堀 憲郎氏(日本歯科医師会会長)、森田晴夫氏(日本歯科商工協会会長)、住友雅人氏(日本歯科医学会会長)による挨拶が行われた。その中で堀氏は、「今回のタイムスタディー調査は、中医協において歯科医療技術の評価を得るための戦略的な武器になる」と述べ、関係者の労をねぎらった。

 引き続き、興地隆史氏(平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン作成WG座長、医歯大教授)による「平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」、小林隆太郎氏(歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版WG座長、日歯大教授)による「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版」の概要がそれぞれ説明された。その中で小林氏は、診療項目の所要時間と社会保険歯科診療報酬について言及。所要時間や技術度を含むドクターフィー的要素だけでなく歯科医院に勤務するスタッフの人件費や診療器材、とくに歯科特有の材料費や技工費をはじめとする必要経費など、ホスピタルフィー的要素の調査も踏まえた総合的な分析の必要性を挙げた。

 その後、汲田伸一郎(日本医科大付属病院院長)による特別講演「臨床画像診断の新たなる展開」では、CT、MRI、PET、SPECTなど画像診断の最新知見が多数の症例とともに披露された。講演終了後には歯科領域に応用できる内容について質問が挙げられるなど盛会となった。