Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2017年7月22日

第12回Institute for Oral Reconstruction例会 in 熊本:天草 2017開催

多岐にわたるテーマでインプラント臨床が語られる

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる7月22日(土)、23日(日)の両日、松島観光ホテル岬亭(熊本県)において、「第12回Institute for Oral Reconstruction(I.O.R.、竹下賢仁主宰)例会 in 熊本:天草 2017」が32名の会員メンバーを集めて開催された。

 初日の座長は、船木勝介氏(東京都開業)と友寄泰樹氏(沖縄県)が務め、風間智之氏(神奈川県)、篠崎章敬氏(愛知県開業)、竹内清信氏(熊本県開業)、定村正之氏(東京都開業)、新谷浩成氏(福岡県)がそれぞれ登壇し、発表と質疑応答を行った。インプラント周囲炎に対するエアーアブレイションの効果やCAD/CAMアバットメントの精度検証、無歯顎患者へのAGCコンセプトを用いたインプラント補綴、自家骨やCGFの自己生体由来の移植材料の治療成績から自身の歯科臨床と医院経営の10年間を回顧した講演まで、多岐にわたる切り口でインプラント臨床が語られた。質疑応答では竹下氏(東京都開業)と墨 尚氏(愛知県開業)から鋭い質問が浴びせられ、時間を大幅に超過した白熱のディスカッションが何度も繰り広げられた。

 2日目は三橋憲司氏(東京都開業)のポスター発表の予演会の後に、武末秀剛氏(東京都開業)による特別講演「口腔内スキャナーと接着・マテリアルの今」が行われた。2017年のIDS(国際デンタルショー)において各社から口腔内スキャナーが発表されていたことに言及してから現在日本国内で入手可能な機器を列挙し、それぞれの特徴を比較、さらに臨床例も供覧した。注目度の高い口腔内スキャナーの導入を検討している聴講者も多く、講演後には質問があいついだ。

 2016年4月に起きた熊本地震で大きな被害を受けた熊本県の復興のためと企画された本例会。2018年には福島県で開催される予定である。