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2017年7月29日

OJ 2017年 年次ミーティング開催

約400名の参加者を集め盛会となる

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 さる7月29日(土)、30日(日)の両日、ベルサール飯田橋ファースト(東京都)において、Osseointegration study club of Japan(以下OJ、三好敬三会長)2017年 年次ミーティングが、硬組織に対しての知識・手技の深化を目的とした「ボーンミーティング」をテーマとして、約400名の参加者を集めて盛大に開催された。

 大会前日の28日(金)には、白鳥清人氏(静岡県開業)と石川知弘氏(静岡県開業)を講師として「骨移植・GBRに関するハンズオンコース」が開催され盛況となった。

 1日目の午前は、2016年のミッドウィンターミーティングで選出された6名の演者による会員発表と野阪泰弘氏(兵庫県開業)を迎えた教育講演1「トラブル症例から学ぶ、安全なサイナスフロアエレベーションが行われた。野阪氏は、上顎洞周囲に起きたさまざまなトラブルとそのリカバリーを提示し、CBCTを用いた術前の診査・診断と術後の確認などの重要性が訴えた。

 午後には正会員コンテストが行われ、甘利佳之氏(東京都開業)、岡田豊一氏(奈良県開業)、新村昌弘氏(東京都開業)、村川達也氏(福岡県開業)が登壇した。なお、「矯正―歯周―インプラント―補綴治療の有機的連携を考察する」を演題とした岡田氏がOJ Awardを受賞した。

 2日目の午前は、まずシンポジウム1「今選択すべき骨増生マテリアルは?」が行われ、宇毛 玲氏(東京都開業)、木津康博氏(神奈川県開業)、小川勝久氏(東京都開業)、郡司圭子氏(小川歯科勤務)、成瀬啓一氏(山形県開業)が登壇した。その後、矢島安朝氏(東歯大)を迎えた教育講演2「骨造成法の基本的なエビデンスとその将来」が行われた。矢島氏は、現在骨造成において用いられている各種材料をエビデンスベースで評価し、その後将来的に用いられるであろう細胞治療などについても考察した。

 午後には、シンポジウム2「安全・確実な骨増生のテクニックとトラブルシューティング」が行われ、高井康博氏(広島県開業)、北島 一氏(静岡県開業)、澤 裕一郎氏(静岡県開業)、寺本昌司氏(大阪府開業)、一柳通宣氏(デンテックインターナショナル)が登壇した。

 また、別ホールでは歯科技工士セッション、歯科衛生士セッションが開催され盛況となった。閉会の挨拶では、次回大会が北海道で行われる予定であることが発表された。