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2017年11月19日

BIOHORIZONS Meeting Osaka 2017開催

「今こそインプラント周囲炎と真剣に向き合おう」をテーマに

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 さる11月19日(日)、ブリーゼプラザ(大阪府)において、BIOHORIZONS Meeting Osaka 2017(株式会社カイマンデンタル主催)が、「今こそインプラント周囲炎と真剣に向き合おう」をテーマに開催され、会場満席となる約130名の歯科医療関係者が参集した。

 モデレーターである鈴木秀典氏(サンスター財団附属千里歯科診療所所長)の挨拶の後、基調講演として大月基弘氏(大阪府開業)、堀内克啓氏(奈良県開業)が登壇。大月氏はインプラント周囲炎に関する文献を精査し、インプラント周囲炎の定義について再確認した。そして、文献と症例を通じて診査・診断でのプロービングと徹底的なバイオフィルムの除去の重要性などを訴えた。堀内氏はインプラント周囲炎の予防という観点からさまざまなインプラントの表面性状や形態を比較し、適切なインプラントの選択が大切であると強調した。

 その後、横谷亜希子氏(なかい歯科・歯科衛生士)、西嶋一路氏(和歌山県開業)、寺嶋宏曜氏(大阪府開業)、藪 健一郎氏(広島県開業)、白土 徹氏(福岡県開業)、永冨美佳氏(白土歯科・歯科衛生士)、塩浦有紀氏(熊谷歯科医院・歯科衛生士)、細川直哉氏(スマイルケア・歯科技工士)が講演した。

 最後に行われたディスカッションでは、大月氏、塩浦氏、細川氏が登壇した。インプラント周囲炎に対して抗生剤、含嗽剤を使用するか、上部構造を外す選択基準、メインテナンス器具の材質などの実践的なインプラント周囲炎に関する質問に対して、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士それぞれの立場から回答を行った。

 本会の参加者数は歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士がほぼ同数で、チーム医療でインプラント周囲炎へ取り組もうという意識が感じられるものであった。