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2017年11月26日

The Bonds of HOKKAIDO Dental Study Clubs 2017、第1回講演会が開催される

北海道の歯科臨床のさらなる飛躍を予感

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 さる11月26日(日)、北海道歯科医師会館(北海道)において、The Bonds of HOKKAIDO Dental Study Clubs 2017第1回講演会が行われ、約400名の参加者を集めて盛会となった。本会は、北海道を拠点に活動を行っている12のスタディグループによる合同講演会。千葉豊和氏、市岡千春氏、高橋徹次氏、太田祥一氏、柳 智哉氏、森山雅史氏、吉澤琢真氏(いずれも北海道開業)が発起人となり、今後成長していく道内の若手歯科医師およびパラデンタルスタッフおよび歯科技工士に刺激を与えること、また北海道の歯科界のさらなる発展を目的に本年より企画されたもの。以下に演題および演者(所属スタディグループ)を示す。

 第1セッション 座長:千葉豊和氏、吉村治範氏
「SJCDコンセプト」(松本和久氏、北海道SJCD)
「北海道歯科臨床研究会Team SAMについて」(坂本 渉氏、Team SAM)
「下顎位偏位を伴う臼歯部咬合崩壊症例に対し咬合再構成を行った1症例」(岡 宏樹氏、北海道口腔医療研究会)
「重度歯周病罹患歯保存への取り組み」(石塚良介氏、札幌臨床歯科研究会)

 第2セッション 座長:市岡千春氏、太田祥一氏
「清掃性の高い歯周環境を目指して」(宮田崇史氏、JIADS北海道)
「歯内療法専門医院とは」(近 加名代氏、カナルデンタルオフィス歯内療法勉強会)
「コンビネーションシンドローム患者に対して咬合再建治療を行った一症例」(石田智毅氏、NOP・NOS)
「GDS理論に基づいた総義歯治療~患者の健康を考える~」(近藤英臣氏、北海道GDS)

 第3セッション 座長:高橋徹次氏、北所弘行氏
「CAD/CAM臨床の展望を考える~日々のCEREC臨床からみえること~」(森山雅史氏、北海道CEREC CLUB)
「"世界に羽ばたくITI Study Clubの活動概要"」(上浦庸司氏、ITIスタディクラブ北海道)
「デンタルコンセプトのコンセプト~そのコンセプトを具現化したインプラント症例~」(川端一裕氏、Dental Concept21 東北北海道支部)
「温故知新~ワクワクするような臨床生活、送っていますか?~」(谷口昭博氏、IPOI北海道)

 いくつかの演題に見られるように、講演は演者各自の所属するスタディグループの概要や臨床コンセプトを説明したうえで、それに基づく臨床例を例示する形で進行した。各講演終了後は、座長や参加者から鋭い質疑があったが、いずれの演者もこれに理路整然と答える姿が印象的であった。本会は以後、毎年継続して行われることが決まっており、北海道の歯科臨床のさらなる飛躍が予感される。