さる11月26日（日）、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター（東京都）において、Er:YAGレーザー20th記念フォーラム「Possibility of the Er:YAG laser treatment～Er:YAGレーザーの20周年の実績と将来の展望～」（株式会社モリタ主催）が会場満員の約300名の参加者を得て盛大に開催された。本フォーラムではペリオ、エンド、インプラントといった領域別に計9名の演者が登壇。以下に演題と演者を示す。

・「歯周ポケット治療におけるEr:YAGレーザーの応用の進展」（青木　章氏、医歯大）
・「Er-LBRTの歯周組織およびインプラント周囲骨再生治療への応用」（谷口陽一氏、北海道開業）
・「Er:YAGレーザーによる硬組織治療」（吉嶺真一郎氏、鹿児島県開業）
・ランチョンセミナー「がん化学療法により発症する口腔粘膜炎への対応～Er:YAGレーザーの有用性について～」（平岡慎一郎氏、阪大）
・「内側性懸垂縫合によるModified Coronally Advanced Tunnel Technique―根面被覆術におけるEr-LASERによる根面処理の有効性」（猪子光晴氏、北海道開業）
・「歯周治療におけるEr:YAGレーザーの有用性」（上田秀朗氏、福岡県開業）
・「Predictable treatment of Peri-implantitis by using the Erbium Laser Water-Micro-Explosions Method」（山本敦彦氏、大阪府開業）
・「エンド治療にも有効なEr:YAG LASER」（松本邦夫氏、東京都開業）
・「Revolution in Endodontics～エンドを変える最新器材～」（岡口守雄氏、東京都開業）

　開発から20年，保険診療への応用が本邦で唯一認められている株式会社モリタのEr:YAGレーザー「Erwin AdvErL Evo」（現行モデル）であるが（う蝕歯無痛的窩洞形成加算、手術時歯根面レーザー応用加算）、それ以外のさまざまな分野でもフレキシブルに応用できる機器であることが紹介されたフォーラムとなった。