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2007年10月7日

第2回IDAラボテックスクール同窓会・学術講演会開催される

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 さる10月7日(日)、東京ガーデンパレス(東京都)にて第2回IDAラボテックスクール同窓会・学術講演会(小田中康裕同窓会会長)が開催され、OBら約80名が参集した。1981年の創立以来、約300名のOBを輩出してきた同スクールは2002年をもって閉校となっているが、その後のOBらによる活動の結果、2005年にひきつづき第2回同窓会が開催される運びとなった。
 終日にわたった本会では、冒頭の小田中会長の挨拶に引き続き、午前の部として講演・「論文の書き方教室」(小社「QDT」編集部)、および「歯科技工士の論文執筆について」(医歯薬出版「歯科技工」編集部)がそれぞれ行われた。小田中会長の発案により行われた両演題は、歯科雑誌の編集者が論文をこれから執筆する歯科技工士にアドバイスを送るためのもので、論文を執筆する際の心構えや必要な準備、そして掲載にふさわしい写真の条件などが示された。
 また午後の部では、滝澤 崇氏(東京都・バーレン)による「ハイブリッドタイプレジンを用いた審美修復」、井上和光氏(東京都・歯科技工所アドバンス)による「現代のオールセラミックス」、西上堅二氏(長崎県開業)による特別招待講演「ラボテックと私」、一戸啓和氏(東京都・グリーンタワー歯科)による「私の患者様へのアプローチ」、福島光高氏(愛知県・カナレテクニカルセンター)による「ジルコニアコーピングを使用したさまざまな透明感と色調の再現」の5演題があいついで披露された。なかでも一戸氏の講演は歯科技工士の立場から患者満足を追求するべく、シェードテイキングやコンサルテーション時における患者との接し方を考察した点がたいへん新鮮であった。
 当日は終了後もほとんどの参加者が懇親会に参加しており、OBらの結束の強さがうかがわれた。その一方、小田中会長は「会員の連絡先の記録が不完全なため、運営に苦慮している」とも述べており、今後はここに参加したOBらが相互に会員の増加を図ることが期待されている。