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2018年3月11日

第6回長野県歯科インプラントネットワークミーティング開催

市民公開講座、特別講演、教育講演、ミニレクチャー、一般演題と充実の内容でインプラント治療が語られる

 さる3月11日(日)、ホテルブエナビスタ(長野県)において「第6回長野県歯科インプラントネットワークミーティング」(長野県歯科インプラントネットワーク主催)が約250名を集め開催された。

 まず、市民公開講座として本郷一博氏(信州大脳神経外科学講座、医師)が「認知症を"噛んで"予防する」と題し、認知症の原因である脳卒中やアルツハイマー病に言及。特に後者に関してはまだ確実な治療法および予防法がないが、生活習慣病の予防や治療に加え、脳を日常的に使って脳機能の維持・向上に"噛む"ことが有効であることをわかりやすく説明した。

 総会を挟み、次に高橋 哲氏(東北大)による特別講演「インプラント外科手術のリスクとマネージメント」が行われた。「クインテッセンス・デンタル・インプラントロジー」誌の2017年1~6号に掲載された連載記事にも言及しながら、インプラント外科手術に関連するリスクファクターであるステロイド剤服用患者や糖尿病患者への対処法を詳細に述べ、好評を博した。

 続く教育講演では、「歯の移植を成功に導くために―適応症判定から予後予測まで」の演題で芳澤享子氏(松歯大)が登壇。自身の「歯の移植外来」在籍時に経験した歯の移植の術後経過、移植歯を喪失するメカニズム、予後因子の解明のための前向き研究を供覧し、自家歯牙移植において多く起こる創傷治癒不良を防ぐには、受容部に移植歯を移植するだけの十分なスペースや骨量があるかどうかを術前に検討することが重要であると結んだ。

 ミニレクチャーでは、木村健二氏(協和デンタルラボラトリー)をはじめとした4名により、光学印象やサージカルステントをテーマとする各15分ほどのプログラムが展開された。

 最後の一般演題ではいずれも長野県で開業する、澤口通洋氏(長野市)、三溝泰弘氏(松本市)、高見澤紳治氏(佐久市)、池田岳史氏(諏訪市)が症例供覧をし、閉会となった。

 次回の第7回インプラントネットワークミーティングは、きたる2019年3月に長野県で開催される予定である。