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2018年3月21日

TMDU Sports Medicine Symposium 2018開催

「多職種によるトータル医科学サポートを議論する」をテーマに

 さる3月21日(水)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、TMDU Sports Medicine Symposium 2018(医歯大スポーツサイエンス機構主催)が「多職種によるトータル医科学サポートを議論する」をテーマに開催され、医師やアスレティックトレーナーなど医療従事者190名が参集した。

 本シンポジウムでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、選手らのメディカルサポートをさらに充実させるため、多職種がどのように連携することが望ましいかなど、2018平昌冬季オリンピック・パラリンピックなどの経験をふまえ多角的に議論された。

 大川 淳氏(医歯大スポーツサイエンス機構長、同大医学部附属病院長)の開会の挨拶の後、以下の演題で演者がそれぞれ登壇した。

1)「トップアスリートに対するメディカルサポート」(奥脇 透氏、国立スポーツ科学センターメディカルセンターセンター長)
2)「競技現場におけるドクターの役割」(金岡恒治氏、早稲田大スポーツ科学学術院教授)
3)「東京2020成功に向けてスポーツ歯科ができること」(鈴木浩司氏、日大松戸歯学部顎口腔機能治療学講座専任講師)
4)「東京2020に向けたグローバルスタンダードの理学療法の展開」(片寄正樹氏、札幌医科大保健医療部教授、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会医療サービス部アドバイザー)
5)「東京2020に向けたアスレティックトレーナーによるコンディショニングコーチング~Bridging the gap between medical and training support~」(鈴木 岳氏、日本オリンピック委員会〔JOC〕情報・医科学専門部医学サポート部員、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会医療サービス部アドバイザー、株式会社R-body project代表取締役)

 その中で鈴木浩司氏は、スポーツデンティストの役割として第一に健康、安全な歯の維持を挙げ、う蝕の治療のみならず良い歯並びやかみ合わせは、選手やスポーツそのもののイメージアップにつながり、競技力の維持安定になるとした。第二にスポーツ外傷の防止・軽減のためのカスタムメイドマウスガードの製作を推奨。着用による安心感や咬合機能の改善などで選手のパフォーマンスが向上することが証明されていると説明した。第三に新しいアプローチである睡眠の質向上への貢献を挙げ、歯科の睡眠呼吸障害の治療に対する技術と実績をスポーツ分野に応用するべきだとした。

 その後、講演者全員が登壇し総合討論・パネルディスカッションが行われ、今度の問題点や東京2020のレガシーなどが話し合われた。最後に、室伏広治氏(医歯大スポーツサイエンスセンター長)、柳下和慶氏(医歯大スポーツ医歯学診療センター長)の挨拶により閉幕した。