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2018年3月21日

第17回日本再生医療学会総会開催

「産官学民の知の結集」をテーマに

 さる3月21日(水)から23日(金)の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県)において、第17回日本再生医療学会総会(鄭 雄一大会長、澤 芳樹理事長)が「産官学民の知の結集」をテーマに開催され、医療関係者ら約3,600名が参加し盛会となった。

 本総会において多数のプログラムが企画されたなか、43セッションあるシンポジウムでは再生医療における最先端のトピックスを取り上げるとともに、再生医療の社会実装を進めるために、産・官・学・民の各セクターがどのような連携体制をとればよいのかが討論された。
 なかでも、歯科分野においては、1日目のシンポジウム「歯周組織再生医療の最前線」にて、齋藤正寛氏(東北大教授)と村上伸也氏(阪大教授)の座長のもと、竹立匡秀氏(阪大講師)による「脂肪組織由来多系統前駆細胞の自己移植による歯周組織再生療法の臨床評価」、半田慶介氏(東北大講師)による「脂肪組織由来多系統前駆細胞を用いた他家移植療法の前臨床研究に向けた取り組み」、岩田隆紀氏(東京女子医大准教授)による「同種歯根膜細胞シートの安全性・有効性評価指標の確立と歯周組織の再建」、梅澤明弘氏(国立成育医療研究センター)による「再生医療等製品の現状と臨床応用への戦略」がそれぞれ行われた。再生医療の現状、とくに自家移植・他家移植のそれぞれのメリット・デメリット、今後の課題などが議論された。

 また、今回学会の新たな試みとして「中高生セッション」が設けられた。これは、未来を担う若い世代が広い視野をもち、研究者の卵として理化学分野への興味関心・探求心を促進するきっかけになればという想いから企画されたもので、中高生によるポスター発表などが行われ賑わった。3日間にわたり、研究者から学生まで多数の参加者が集まり、再生医療の前途を期待させる会となった。