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2018年3月25日

MID-G 2017年度総会開催

歯科医院におけるAIの運用や超高齢社会における歯科のパラダイムシフトなど先進的なテーマが語られる

 さる3月25日(日)、ベルサール飯田橋ファースト(東京都)において、MID-G 2017年度総会が約180名を集め開催された。

 まずスペシャルゲスト1として、日本電気株式会社(NEC)の坂本静生氏が登壇。「歯科医院におけるAIの運用について」をテーマに、「生物個体が持つ特性」により人物を認識する技術である"バイオメトリクス"を用いることによって生前歯科情報をレセコンで登録し、災害時などにそのデータを生かすアイデアが披露されて大きな反響を得た。

 2017年度マニュアル作成コースの表彰が行われたあと、企業によるランチョンセミナー、さらに恒例となりつつある賛助会員のCMが放映された。

 続いて、スペシャルゲスト2として、澤瀬 隆氏(長崎大大学院)が「インプラントデザインの新展開」と題し、京セラ社の新しいインプラント・FINESIAの開発に至るまでの経緯をin vitroの研究段階から事細かに説明し、オッセオインテグレーションの再考を促した。なお、本講演の詳細については、「クインテッセンス・デンタル・インプラントロジー」誌2017年6号に掲載されている。

 最後のスペシャルゲスト3には、理事の荒井昌海氏(東京都、神奈川県開業)と大学時代の同期である松尾浩一郎氏(藤田保健衛生大医学部歯科)が招かれた。「超高齢社会における歯科のパラダイムシフト」のタイトルで、地域包括ケアシステムにおいてはまだ歯科の存在感が薄い現実を説明したうえで、口腔ケアが重要な感染対策の1つであることを周知し、多疾患・多障害である今の時代にこそ歯科のプレゼンスが発揮され、栄養状態の改善と感染対策を通じてライフステージにあった医療を提供していくことが責務だと力強く語り、好評を博した。

 プログラムの最後には会の総括に加え、理事交代式が行われた。これまでMID-G発足から7年間、理事を務めてきた荒井氏、飯田吉郎氏(愛知県開業)、金平俊毅氏(京都府開業)、佐藤弘樹氏(秋田県開業)、森岡千尋氏(滋賀県開業)の5名から、和田匡史氏(徳島県開業)、瓜生和彦氏(福岡県開業)、栗林研治氏(千葉県開業)、武知幸久氏(京都府開業)、立浪康晴氏(富山県開業)の新理事らに執行部が移ることが発表された。

 新体制のMID-Gが今後どのような活動を行っていくか、注目が集まる。