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2018年3月29日

神奈川県歯科医師会と神奈川県歯科衛生士会、連携協力に関する協定書を締結

神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例改正、全国初オーラルフレイル対策が明記

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 さる3月29日(木)、神奈川県歯科保健総合センター(神奈川県)において、神奈川県歯科医師会(鈴木駿介会長)と神奈川県歯科衛生士会(鈴木幸江会長)による調印式「包括連携に関する基本協定書並びに災害時の歯科医療救護活動に関する協定書」、ならびに記者発表「神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例改正」が開催された。

 会場では、松井克之氏より「包括連携に関する基本協定」、土屋松美氏(ともに神奈川県歯科医師会副会長)より「災害時の歯科医療救護活動に関する協定」の経緯説明が行われたあと、調印式が行われた。今回の包括連携協定によって、マンパワーの確保や両組織が開催する事業内容の拡大、入会促進の後押しなどにつなげる。また、災害時の歯科医療活動に関する協定では、大規模災害発生時に地域住民への歯科保健医療活動を遅滞なく行うための相互連携を強化し、適切な対応を目指す考え。

 鈴木駿介会長は、安心・安全な歯科医療を提供する組織として連携・協力する重要性を強調し、「これまで以上に組織としての連携を緊密にし、県民の健康の維持・増進のために努めていきたい」と述べた。

 その後、鴨志田義功氏(神奈川県歯科医師会副会長)より「神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例改正」の発表と事業紹介が行われた。歯科保健条例の基本的施策にオーラルフレイル対策という文言が明記されたのは神奈川県が全国初となる。本条例改正によって、歯科保健事業のさらなる推進が期待される。