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2018年4月8日

ウエルテックセミナー、満場の参加者で盛会となる

糖尿病内科医・西田氏が歯科の魅力をアピール

 さる4月8日(日)、大崎ブライトコアホール(東京都)において、「目指せ!ペリオマイスター〜全身疾患までわかる歯科医療従事者〜」(ウエルテック株式会社主催)が開催され、歯科衛生士を中心に400名以上が参加した。
 
 開会後、第1部では、天野敦雄氏(阪大大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座予防歯科学分野教授)が「もっと知りたい!歯周医学 健口と健康を結ぶ分子基盤」と題するテーマで登壇。歯周病の原因となるプラークと歯周組織の均衡崩壊や、歯周病と全身疾患の関連など、そのメカニズムについてわかりやすく解説。また、歯周治療の成功の鍵となる出血を止める潰瘍面閉鎖や、歯周炎を見分ける大切さについても言及し、軽快なトークも交えながら参加者を飽きさせない充実した内容が展開された。

 午後の第2部では、歯科界から引く手あまたの人気を博している医師の西田 亙氏(にしだわたる糖尿病内科クリニック院長)が「内科医の僕が歯科衛生士になりたい理由~チェアサイドで未病から寄り添える素晴らしさ~」と題して登壇。冒頭、西田氏が経験の浅い歯科衛生士に扮し、患者役の天野氏と第3部で講師を務めた貴島佐和子氏(歯科衛生士・南歯科医院)がベテラン歯科衛生士役となり、歯科医療面接の寸劇を披露。チェアサイドでの伝え方について問題提起するとともに、参加者らも巻き込んだ「参加型」スタイルで注目を一気に集めた。

 引き続き、西田氏は慢性炎症の1つである歯周病と糖尿病のつながりについて触れながら、炎症消退を通して国民の"健幸"に寄与する歯科医療の可能性を強調。歯周病と糖尿病は治癒しないことから、生涯にわたってコントロールしていくための定期的なメインテナンスの必要性を訴えるとともに、通院を中断させないための医療面接の大切さや歯科衛生士が果たすべき役割など、参加者にエールを送った。

 第3部では、貴島氏が「症例から学ぶ疾患別の歯科衛生士としてのアプローチ」と題するテーマで登壇。歯科衛生士が行う歯周基本治療やメインテナンスの重要性について多数の症例を供覧しながら、豊富な経験に基づいた疾患別の対応が披露された。

 第4部は、天野氏の進行のもと、講師3名が参加者から事前に受けた質問に対して回答する「ペリオマイスターに訊く」が行われた。「HbA1c値が高い患者さんへの対応」との質問に対し、西田氏は糖尿病専門医の立場で丁寧に説明するなど、参加者は熱心に耳を傾けていた。

 なお、きたる7月8日(日)には大阪市中央公会堂(大阪府)において同内容のセミナーが開催される予定である。