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2018年4月22日

子どもの咬合を考える会 第22回特別講演会開催

「不正咬合は予防できる! 不正咬合は病気です!―早期治療による口腔機能の改善―」をテーマに

 さる4月22日(日)、京都テルサ テルサホール(京都府)において、子どもの咬合を考える会(井上由貴会長)の第22回特別講演会「不正咬合は予防できる! 不正咬合は病気です!―早期治療による口腔機能の改善―」(久保田正紀大会長)が開催された。当日は387名が参集し、盛会であった。

 久保田大会長の開会の辞に続いて、鈴木善雄氏(静岡県開業)が登壇し、「不正咬合は病気です! 早期治療による口腔機能の改善」と題して講演を行った。

 早期(矯正)治療については、昨今、否定的な見解が示され、その是非について議論が起こっている。鈴木氏は、そのような現状に触れつつ、舌癖、低位舌、噛めない、飲み込めないといった機能的な問題と顎・口腔の形態的問題の関連、また子どもの睡眠障害と不正咬合の関連等について豊富なデータに基づき解説し、不正咬合は病気であり、ゆえに子どもたちの健やかな成長を導くうえでは早期治療は必要であると結論づけた。他にも、自院で行っている複数の検査による口腔機能検査、骨年齢の評価の紹介、多数の早期治療症例の提示、治療で使用する装置の作り方、使用法の解説など充実の内容で、聴衆は熱心に聞き入っていた。

 続いて、「早期治療・I期治療の意義」をテーマに会員4名による会員発表が行われた。演題・演者は以下のとおり。

「拡大床を使用した症例の考察」(西田尚人氏、大阪府開業)
「早期治療の前に、咬み合わせ育成指導を!!」(後藤 諦氏、滋賀県開業)
「筋機能と機能矯正装置について」(三村善郎氏、京都府開業)
「3D装置を使用した長期経過症例の考察」(馬渕隆史氏、京都府開業)

 その後、質疑応答の時間がもたれ、多数の質問が鈴木氏に寄せられた。

 会場内では、会員発表のパネル展示ほかに、一昨年の第20回記念特別講演会のシンポジウムでも討議された、子どもの咬合を考える会が推奨する「不正咬合を予防する子育て10ヶ条~新生児期・乳幼児期編~」のパネル展示も行われ、関心を集めていた。

 最後に会長の井上氏から閉会の辞が述べられ、成功裏に終会となった。