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2018年5月13日

「都技生涯研修 平成30年度応用講習会1」開催

難羽康博氏のCADデザインの講習に歯科技工士約70名が参集

 さる5月13日(日)、フクラシア浜松町(東京都)において、「都技生涯研修 平成30年度応用講習会1」(東京都歯科技工士会主催、石川功和会長)が行われた。講師を務めた難羽康博氏(アスパイア)は、長く早稲田歯科技工トレーニングセンターのインストラクターを続けた後、現在はアスパイアを起業。デンタルCADトレーナーとしてCADデザインの指導を行っている。昨今注目を集めているCADデザインの講習会ということもあり、会場には幅広い年齢層の約70名の歯科技工士が参集し、急遽席を増やすほどの盛況となった。

 講習では「デジタルCADデザイン法~デジタルの特徴を活かしたシステマティックなデザイン法~」と題して、CADデザインを行う上でこれまでのアナログ操作に慣れているからこそ陥りやすいポイントも含め、アナログ操作とデジタル操作の感覚の違いについて解説した。この中で難羽氏は、「ツールが違えば発想も変わる。CADデザインソフトというツールを使うためには独自のノウハウが存在する」と強調した。その後、実際にデンタルCADデザインソフト「exocad」を使用して、下顎第一大臼歯、上顎中切歯単冠、上顎両側中切歯、6前歯のデザインデモを行い、難羽氏がもつCADデザインのノウハウを余すところなく解説した。
 
 講習の最後には、難羽氏が最近興味をもっているというAI(人工知能)についての歯科業界以外の現状と、歯科業界におけるAI化の可能性について私見を述べた。そして、歯科業界内でAI化が進んだ場合、歯科技工士として重要なのはコミュニケーション能力になるだろうと述べた。


 また、難羽氏はデンタルCADトレーナーとして活動すると同時に、WCC(Worth Carving Club)という石膏彫刻を行う会を定期的に開催している。これに対して「天然歯の摸刻の第一の目的は見る力を上げるトレーニング」と述べたうえで、CADデザインでも同様にトレーニングが重要であると聴講者に訴えかけていた。