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2018年9月27日

日歯、定例会見を開催

堀会長が胆振東部地震被害を視察し、北海道歯科医師会に見舞金を届ける

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 さる9月27日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 会見では、まず堀会長から、北海道胆振東部地震被害の視察について報告がなされた。堀会長と佐藤 保副会長は9月25日に被害状況視察のため現地を訪問し、北海道歯科医師会の藤田一雄会長に見舞金を贈呈した。堀会長は「どの災害をとっても、まったく同じものはない。必ず新しい課題があると痛感した」と述べ、「災害対策および警察歯科については、歯科医療にかかわる者の使命感に基づく、プライドをかけた取り組みと位置付けて、地道で不断の努力を積み重ねていきたい」と締めくくった。

 次に、歯科口腔保健推進室が、7月31日付でこれまでの訓令室から省令室に昇格したことが報告された。同推進室には専任の歯科医師が室長として配置される。堀会長は「よりきめ細かな保健施策が部局横断的に推進されることを期待している」と述べ、「都道府県等におけるエビデンスの高い歯科保健サービスの推進に必要な環境整備を行う重要な事業のひとつと考えている」との見解を示した。

 続いて、このたび安倍晋三自民党総裁が三選されたことについて言及。堀会長は「安定政権のもとで社会保障政策、医療政策進めていく継続性が得られたことを歓迎したい」と述べ、「今回の骨太の方針にも、生涯にわたる歯科健診の充実・国民に対する口腔機能管理の推進・地域における医科歯科連携の構築といった方向性か明記され、歯科界が目指すところが昨年以上に国と共有できている」と評価した。今後については、「この共通認識に基づき、国民のための積極的な歯科医療推進政策が展開することを期待する」と総括した。

 その他、佐藤副会長から、きたる12月13日にイイノホール(東京都)で開催予定の「8020運動30周年記念」の概要が発表された。同記念イベントでは、記念式典を行った後、講演および演者と堀会長によるパネルディスカッションが実施される予定。

 また、村岡宜明専務理事から、平成30年7月豪雨・平成30年台風20号・平成30年8月30日からの大雨・台風21号・北海道胆振東部地震による会員被害状況が報告された。

 最後に、牧野利彦副会長からミラノで開催された第54回ISO/TC106年次会議の報告、小林慶太常務理事からブエノスアイレスで開催された第106回FDI(国際歯科連盟)への代表参加に対する報告が行われた。なお、次回ISO年次大会は、きたる9月15日(日)から20日(金)の6日間にわたって、大阪国際会議場で開催される予定。