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2018年10月21日

第1回 小児在宅歯科医療研究会開催

170名以上が参集し、盛会に

 さる10月21日(日)、ワイム貸会議室 お茶の水(東京都)において第1回 小児在宅歯科医療研究会が開かれ、170名を超える参加者が全国から集った。


 障がいや疾患を抱えながら、あるいは人工呼吸器や胃ろうなどの医療的デバイスを使用しながら在宅生活を送る在宅療養児は、近年、増加傾向にある。しかし、そのような小児は、外出が困難などの理由から歯科受診が難しい状況にある。本研究会は、そのような在宅療養児への歯科医療と包括的支援の拡充を目的に立ち上げられたものである。

 まず特別講演として、小坂美樹氏(東京小児療育病院)の座長のもと、冨田 直氏(医師・東京都立小児総合医療センター)から「小児在宅医療の現状と未来に向けて」と題した講演があった。講演では、小児在宅医療の現状や問題点、自宅に帰ることで病院では見られなかった発達の伸びが見られるなど対象が小児ならではの特色、「超重症児スコア」「医療的ケア児」など小児在宅医療で重要となる用語の解説があった。また冨田氏は、小児在宅医療に歯科が加わることで小児と家族の生活の質を大きく上げる可能性があることから、小児在宅歯科医療の意義と重要性を広める必要性があり、小児在宅歯科医療にかかわっている歯科医療従事者には、地域の医療連携の輪に加わり、積極的な情報共有と発信をお願いしたいと呼びかけた。

 続いて、田村文誉氏(日歯大)がモデレーターを務め、シンポジウム「小児在宅歯科医療最前線!」が行われた。登壇者は、飯塚真司氏(千葉県開業)、高井理人氏(北海道勤務)、前田隆洋氏(大分県開業)、横山雄士氏(東京都開業)、和田智仁氏(京都府勤務)の5名。小児在宅歯科医療への思いや医院での取り組み、地域での仕組みづくりなどについて、それぞれの視点から提言や紹介がなされた。

 その後、小方清和氏(東京都立小児総合医療センター)および武田康男氏(新生児口腔ケア研究会代表)による指定発言があり、最後に演者全員が参加してのディスカッションが行われた。