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2018年10月25日

第61回秋季日本歯周病学会学術大会開催

「高齢者の健康寿命をサポートする歯周病予防の進展と展望~歯周病撲滅のための第一歩~」をテーマに

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 さる10月25日(木)から27日(土)の3日間、リーガロイヤルホテル大阪(大阪府)において、第61回秋季日本歯周病学会学術大会(梅田 誠大会長、栗原英見理事長)が盛大に開催された。大会のメインテーマは「高齢者の健康寿命をサポートする歯周病予防の進展と展望~歯周病撲滅のための第一歩~」。

 25日に理事会などが開催された後、26、27日の2日間にわたって、シンポジウム、講演、ランチョンセミナー、スイーツセミナー、市民公開講座、ポスター展示および討論、企業展示などが行われた。

 なかでも、特別講演1「Periodontal Tissue Engineering and Regenerative Medicine」(Prof. Simon Tran、カナダ・McGill大)では、はじめに流暢な日本語のあいさつの後(同時通訳)、Tissue Engineeringと再生療法についてフラップ手術とGTRの比較から始まり、Growth Factor(PRPなど)までが解説された。特に臨床系研究者の注目を集めたのが、3Dプリンターの歯周治療への応用であった。

 また、シンポジウム2「歯周炎・インプラント周囲炎予防のためのバイオロジー~マテリアルと医療デバイスの観点から」(土井一矢氏、広島大/秋月達也氏、医歯大/田口洋一郎氏、大歯大)では、今、まさに脂の乗った若手と中堅の演者3名が登壇。土井氏はハイドロキシアパタイトをはじめとした非吸収性人工骨、秋月氏はセラソルブやBio-Ossをはじめとした吸収性骨移植材、田口氏は光線力学療法に用いられるLEDに代表される医療デバイスについて、歯周炎・インプラント周囲炎に対する予防的観点から解説した。