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2019年3月9日

北海道形成歯科研究会 スプリングセミナー 2019

“北海道形成プレゼン大会”を標榜し、新進気鋭の若手によるプレゼンが展開される

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 さる3月9日(土)、10日(日)の両日、京王プラザホテル札幌(北海道)において、北海道形成歯科研究会 スプリングセミナー 2019(三上 格会長、吉村治範施設長)が参加者約130名を集めて開催された。

 今年で創立47周年を迎えた本会は、日本口腔インプラント学会の研修施設にも指定されており、現在は歯科衛生士122名、歯科技工士5名を含む総勢350名を数え、年々会員数を増やしている。スプリングセミナーは、若手の会員には新たに発表の場を設けることで自身の臨床への深い考察を促し、ベテランの会員には自身の継続した研鑽と次世代に対する教育責任を意識してもらうことを目的として、5年前から始まった試みである。これまでは1つの大テーマのもと、若手とベテランがさまざまな角度から講演を行っていたが、今回は“北海道形成プレゼン大会”を標榜し、新進気鋭の若手によるプレゼンバトルが展開された。以下、セッション名、座長および演者名を列記する(なお、氏名の後に所属を明記していない場合は、原則的に北海道開業あるいは北海道勤務である)。

セッション1 インプラントセッション
座長:伊藤省吾氏、演者:菅田真吾氏(大阪府開業)、山岸睦季氏、斎藤辰一氏

セッション2 矯正・デジタルセッション
座長:服部寛之氏、演者:吉村麻里奈氏、岡 宏樹氏、尾崎槙一氏

セッション3 修復セッション
座長:堀 聖尚氏、演者:小林由紀氏、功刀大地氏(東京都勤務)、森下 長氏、

セッション4 外科セッション
座長:板橋基雅氏、演者:前田大輔氏、松沢祐介氏(恵佑会札幌病院歯科口腔外科)、川村 良氏、長 太一氏(共愛会病院歯科口腔外科)

セッション5 全身疾患セッション
座長:竹田智郎氏、演者:政岡 彩氏、吉川修平氏、近藤美弥子氏(北大)

 上記以外には、黒嶋伸一郎氏(長崎大)による「臨床的観点から骨の基礎を知ろう ―炎症と骨、薬と骨、力と骨について―」、齋藤 彰氏(北大大学院)による「エムドゲインと血管増殖から再生を考える」、猪子光晴氏による「サイナスリフト、水平的顎堤増大を併用したインプラント埋入の力学的有効性」の3つの教育講演も行われ、プレゼン大会とは別枠で会員に有益な情報を提供した。

 講演ごとに10分程度のディスカッションが設けられ、会場から積極的に質問が発せられた他、スーパーバイザーの横山敦郎氏(北大)、北所弘行氏から的確かつ鋭い意見もあり、セミナー全体のなごやかな雰囲気を、時に緊張感のあるものにして引き締めていた。

 次回のスプリングセミナーは、きたる2020年3月21日、22日に同会場で開催される予定である。