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2019年4月7日

Osseo Skarp Institute Study Club 第24回Conference開催

特別講師に瀧野裕行氏を招聘

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 さる4月7日(日)、日本歯科大学九段ホール(東京都)において、Osseo Skarp Institute(O.S.I.)Study Club第24回Conferenceが「アストラテックインプラントの審美的優位性」をテーマとして、特別講師に瀧野裕行氏(京都府開業)を招聘して開催された。

 松田博文会長(奈良県開業)の挨拶にて開会となった。墨 尚氏(愛知県開業)は「Evolution of Technology」、新藤有道氏(東京都開業)は「エステティックゾーンにおけるインプラント周囲のマネジメントを考える」を演題として、アストラテックインプラントの特長をふまえたインプラント修復のポイントについてそれぞれ講演を行った。

 瀧野氏による特別講演「審美領域におけるインプラント治療の包括的アプローチ」は、2部構成で行われ、前半では単独歯欠損におけるインプラント治療を取り上げた。審美的な治療を成功させるためのポイントとして、埋入ポジション、硬・軟組織マネジメント、上部構造の形態の3つを挙げ、症例動画を通じて詳説した。また、骨増生が必要な場合における歯肉剥離では、骨面から骨膜ごと徹底して剥離することや、抜歯窩の掻爬においてはレーザーを用いて汚染物質・肉芽組織を除去することなど、各手技のポイントについても言及した。後半では、複数歯欠損におけるインプラント治療を取り上げ、垂直・水平的骨増生術、軟組織移植術を中心に解説。骨増生において骨補填材にFGF-2製剤を含ませた症例、根面被覆術にFGF-2製剤を塗布した症例の供覧では、短期間で良好な結果が得られており、参加者より驚嘆の声が上がった。

 第25回Conferenceはきたる10月27日(日)に大阪において行われる予定である。