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2007年8月25日

モリタ、ノリタケ カタナシステムに関するプログラムを開催

3名の著名演者を迎え、会場は大盛況

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 さる8月25日(土)、ベルサール九段ホール(東京都)において「モリタイノベーションプログラム ジルコニアフレームを用いたメタルフリーの世界」(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が開催された。本プログラムは、さる6月に受注が開始された新CAD/CAMジルコニアフレーム製作システム・「ノリタケ カタナシステム」(以下、カタナ、株式会社ノリタケデンタルサプライ発売、株式会社モリタ販売)にちなんで開催されたもの。会場には367名の歯科技工士・歯科医師が参集し、発展著しいジルコニアフレームへの興味の高さがうかがえた。
 会場では森田氏、坂 清子氏(株式会社ノリタケデンタルサプライ代表取締役社長)のあいさつに引き続き、まずは山田和伸氏(カナレテクニカルセンター所長)が登壇。「『ジルコニア』と審美修復~ノリタケCAD/CAM KATANAシステムの全貌~」と題して審美修復(補綴物)にジルコニアフレームを使用することの利点について概観し、そのうえでカタナのアドバンテージについて解説した。
 その後、壇上には六人部慶彦氏(阪大大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座)、林 直樹氏(Ultimate Style Dental Laboratory)があいついで登壇。このなかで六人部氏は「審美歯科を成功させるためには…―オールセラミックレストレーションの臨床―」と題して、補綴治療のLongevity(予知性)を獲得するための要素について解説し、歯肉・歯間乳頭の健康を維持するための支台歯形成やプロビジョナルレストレーションの活用、ひいてはジルコニアフレームと支台歯の接着テクニックに至るまで詳説した。また林氏は、「A Challenge to Natural Teeth ?A Smile with Balance-」と題し、患者の審美修復に対するコンセプトからシェードテイキングに関する注意点、そしてポーセレンラミネートベニア製作時のテクニックに至るまでを惜しみなく発表した。