2020年1月23日掲載

卒前卒後の歯科医師養成のための提言書、文科大臣に提出

日歯、定例会見を開催

日歯、定例会見を開催
 さる1月23日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 堀会長は今年度の取り組みとして、診療報酬改定への対応、現在取りまとめ中である「2040年を見据えた歯科ビジョン」について言及。前者については「臨床現場に良質な歯科医療が提供できるような議論を最後まで行いたい」と述べた。後者については「歯科界が目指す歯科医療の姿を内外に示すとともに、具体的なアクションを地域で実行していく」とした。

 引き続き、柳川副会長より、22日(水)付で萩生田文科大臣に「卒前卒後のシームレスな歯科医師養成のための提言」を要望したことが報告された。主な内容として、歯学生が行う歯科医行為を「Student Dentist」とした法整備、共用試験(CBT)との役割分担を明確にした歯科医師国家試験の見直し、そして以前から日歯が提案している卒前から卒後までの一貫した生涯研修のあり方について協議する場の設置などが示されている。なお、日歯は昨年12月26日に加藤厚労大臣へ同様の要望書を提出している。

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