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2007年5月20日

NOBEL BIOCARE WORLD CONFERENCE 2007開催

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 さる5月20日(日)から24日(木)にかけ、MGM Grand Hotel(アメリカ・ネバダ州ラスベガス市)にて「NOBEL BIOCARE WORLD CONFERENCE 2007」(Nobel Biocare社主催、Heliane Canepa CEO、以下、ノーベル社)が開催された。5日間にわたった本会には全世界から数千名の歯科医師やコ・デンタルスタッフが参集し、ノーベル社の最新製品や最近のインプラント治療について見聞を広めていた。
 事実上の初日となった21日(月)の冒頭には、Canepa CEOによる挨拶にひきつづきPer-Ingvar Branemark氏(オッセオインテグレーテッド・インプラント開発者)がスウェーデンから衛星生中継でプレゼンテーションを行った。その内容は2005年に設立されたP-I Branemark Institute(ブラジル)におけるがん患者への顎顔面補綴に関するものであり、このなかでBranemark氏は「インプラントはこれまで第三の歯列を提供してきたが、今後はそれに加えて失われた顎顔面組織の再建も提供していきたい」「医科・歯科のコミュニケーションのもと、学術界の垣根を越えてコミュニケーションを図らねばならない」「オッセオインテグレーション・ファミリーとして、こうした取り組みを行っていくべき」とし、ノーベル社の今後の展望を垣間見せた。その後、会場では最終日にいたるまで世界各国を衛星回線で結んでのライブサージェリーおよびディスカッションが行われ、聴衆はつぎつぎに繰り広げられるプログラムに耳を傾けていた。
 20日(日)を含めた5日間、270名もの演者によって繰り広げられた演題はたいへん多岐にわたり、インプラントの表面性状やコーンビームCTによる診査・診断といった基礎的な話題からインプラント手術の実践、そしてインプラント上部構造の製作にいたるまで豊富な話題が提供された。日本からも山崎長郎氏(東京都開業)をはじめ22名の演者が招聘され、講演やハンズオンコース、そしてポーセレン築盛デモなどで好評を博していた(詳細はQDI4号にて)。