2022年9月3日掲載

「白い歯・新たなる未来へ一歩」をテーマに8,309名が来場

第45回九州デンタルショー2022、3年ぶりに開催

第45回九州デンタルショー2022、3年ぶりに開催
 さる9月3日(土)、4日(日)の両日、マリンメッセ福岡A館(福岡県)において、第45回九州デンタルショー2022(〔一社〕福岡県歯科医師会、福岡県歯科用品商組合主催/〔一社〕福岡県歯科技工士会、〔一社〕福岡県歯科衛生士会、九州歯科用品商協同組合協賛/〔一社〕日本歯科商工協会、日本歯科用品商協同組合連合会後援)が「白い歯・新たなる未来へ一歩」をテーマに掲げて開催された。初日は台風の影響もあったなか、2日間にわたり、8,309名(歯科医師2,078名、歯科技工士636名、歯科衛生士1,237名、歯科助手315名、商工業者3,143名、同伴者900名)の歯科関係者が来場した。

 2020年以降、全国各地のデンタルショーが軒並み中止され3年ぶりの現地開催となるなか、本デンタルショーは新型コロナウイルス感染症対策として来場者のWebによる事前申込方式や検温済みシールといった入場管理システムの導入、通路幅が広く設けられた会場設計など、万全の感染予防対策が実施された。

 生涯研修会場では2日間にわたり、現在の歯科界の潮流を反映したテーマ20題が取り上げられ、会場は終始盛況となっていた。なお、福岡県歯科医学会の講演が3題、歯科衛生士会、歯科技工士会がそれぞれ1題と福岡県主催の講演が多かったところからも「福岡県として歯科界を盛り上げたい」という強いメッセージが感じられた。

 本年度は出展企業・団体が合計164ブースと過去最大規模となった。加えて、九州の歯科大学5校(長崎大学、鹿児島大学、九州大学、福岡歯科大学、九州歯科大学)すべてのブースが設置されたことも今回が初であった。出展企業の展示ブースでは、院内業務の効率化や動画制作、非接触タッチパネルの推進といったIT技術のサービスを提供する企業の展示も数多く見受けられ、特に若い世代を中心に関心を集めていた。また、会期中は入場者数がリアルタイムで更新されるなどSNSを活用した情報発信は前回よりさらに充実度が増し、たいへん好評となっていた。

 なお、次回はきたる2023年6月24日(土)、25日(日)の両日、福岡国際センター(福岡県)において開催される予定である。

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