2022年10月2日掲載

バシロジックファイル開発者のHenrique Bassi氏を招聘

(株)ビーエスエーサクライ、講演会を開催

(株)ビーエスエーサクライ、講演会を開催
 さる10月2日(日)、丸の内ビルディングホール&カンファレンススクエア(東京都)において、Bassi博士特別講演会(株式会社ビーエスエーサクライ主催)が開催された。短時間、低コスト、シンプルなシステムによって根管治療を行うことができるNiTiファイル「バシロジックファイル」について、開発者であるHenrique Bassi氏(ブラジル開業)みずからが、製品特徴とその使用法を語るということもあり、150名の参加者が集った。

 第1部ではBassi氏が、根管治療においては可能な限り歯質を残すことが長期的に良好な予後を得るためには重要であるとし、MIE(minimal invasive endodontics)コンセプトに基づく治療法について述べた。その治療法の実現のためのキーとなる、マイクロスコープ、超音波システム、CBCT、エンドファイル、洗浄システムのそれぞれについて、バシロジックファイルの使用プロトコルをふまえながら詳説した。

 第2部では、バシロジックファイルの国内インストラクターを務める、月星太介氏(愛知県勤務)、佐久間利喜氏(新潟県開業)、坂本 渉氏(北海道開業)が、一般的なファイルとは異なるバシロジックファイルの使用法について臨床動画を交えて解説した。

 最後となる第3部では、講師をつとめた4氏がインストラクターとなり、根管治療模型を用いたハンズオンセミナーが行われた。Bassi氏はプログラムで予定された模型だけでなく、参加者が持参した抜去歯を用いた実演も行い、会を盛り上げた。

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