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2009年1月18日

第2回ハーフ&ハーフセミナー開催

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 さる1月18日(日)、フレンディア(埼玉県)にて、第2回ハーフ&ハーフセミナー(わたなべ歯科主催、長山和枝代表/同院・歯科衛生士)が開催され、主に予防歯科やチーム医療に取り組む歯科医師、歯科衛生士らを中心に約80名が参集した。本会は、医療従事者がともに学び成長し、自分自身も輝きながら患者の健康を維持・増進していこうとする会である。

 今回は、歯周治療のエキスパート歯科衛生士として知られる石原美樹氏(フリーランス)と眼科医院の経営に携わりながら「明るく元気なチーム」を率いる伊藤 勝氏(いとう眼科事務長)をメイン講師に迎えての運びとなった。

 午前の部では、歯科衛生士2名の他、栄養士、看護師ら4名による発表が行われた。臨床経験をとおして口腔とともに全身を見ていくことの重要性を理解したケースプレや、歯科衛生士自身が健康であることの大切さなど、臨床に直結するテーマで登壇した。それぞれの発表後には、石原・伊藤両氏から「聞いている者がエネルギーをもらえる」など、それぞれを称えるコメントが送られた。

 午後の部ではまず、石原氏による講演「歯周初期治療を成功に導くいくつかのポイント〜ISHIHARA流〜」が行われた。石原氏は、成功の要件は「患者の健康に対する価値観の変容」と「炎症のコントロール」の2つに大きく分けられるとし、それぞれにおいて対応時のポイントを解説した。

 その後の「仕事に向き合う姿勢」や「仕事力を向上させるための秘訣」などをテーマに行われた石原・伊藤両氏の対談では、参加者も巻き込んでの意見交換の場となり、「仕事を好きであることは仕事力UPにつながる」「日々悩むことはつきないけど、仲間がいるから元気でいられる」「仕事中も感謝の気持ちを忘れない」など、前向きに仕事に取り組みたいとする意見が多々あがった。

 1日をとおして臨床に身近なテーマが多く充実感が得られる会となった。終了後は次回を期待し会場を後にする参加者の姿が見られた。