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2022年11月27日掲載

100名超が参集し、活発なディスカッションが行われた

若手歯科医師を中心とした6グループによるInnovative Collaboration for Future by young dentistsが開催

若手歯科医師を中心とした6グループによるInnovative Collaboration for Future by young dentistsが開催
 さる11月27日(日)、ビジョンセンター品川(東京都)において、Innovative Collaboration for Future by young dentistsが開催された。本会は、ASC所属の中村航也氏(京都府開業)の主宰の下、若手歯科医師を中心とした6つの勉強会(ASC、SCR、Summit-G、歯想会、BEWD、Zero-Ichi)が一堂に会し、各勉強会の代表者が講演を行い,それに基づきディスカッションすることが主目的の会である。以下に演題、演者を示す。

「歯周治療成功のための歯科衛生士マネージメント」阿部健一郎氏(香川県開業、SCR)
「Minimal Invasive Dentistry」八木洋二郎氏(山形県開業、Summit-G)
「Digital Removable Denture ―義歯治療におけるデジタルとアナログの融合―」飯田雄太氏(岡山県開業、歯想会)
「再根管治療なのか」川合宏樹氏(東京都勤務、BEWD)
「一般歯科臨床における矯正の重要性」白鳥裕一氏(埼玉県開業、Zero-Ichi)
「ジュネーブ大学への留学で学んだこと。臨床におけるエビデンスの重要性についての再認識」井汲玲雄氏(群馬県勤務、Zero-Ichi)
「オーラルリハビリテーションを成功に導く要素(顎関節編)」池田岳史氏(長野県開業、ASC)

 なかでも飯田氏は、パーシャルデンチャー製作時のデジタルとアナログの融合について解説した。デジタルの要素である口腔内スキャナーでは、「平坦な面では誤差が生じやすい」「可動組織の機能形態はスキャンできない」などの理由により、遊離端欠損症例に使用するには難しいと話した。ただし,解剖学的な印象には向いているため,遊離端欠損症例の残存歯部分には口腔内スキャナーを用い、粘膜部にはオルタードキャスト法による顎堤粘膜の加圧印象を行うというデジタルとアナログを応用した方法を紹介し、その症例を提示した。

 各講演後には、参加者からの質問によって活発なディスカッションが行われた。本会は歯科のさまざまな分野における講演が行われ、各勉強会の垣根を超えて意見交換ができる格好の学びの場となった。

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