2023年2月11日掲載

11名の演者によるインプラント講演が行われ盛会となる

2023年OJミッドウィンターミーティング開催

2023年OJミッドウィンターミーティング開催
 さる2月11日(土)、ベルサール九段(東京都)において、OJミッドウィンターミーティング(松島正和会長)が参加者269名を集め盛大に開催された。本会は、歯科界をリードする数多くの歯科医師がスタディグループの垣根を越えて集い、インプラント医療に関する情報交換および切磋琢磨を行う場として発足したものである。

 今回のミーティングでは、11題の会員発表が行われた。以下にそのタイトルおよび演者を列挙する。

「『おまかせします』という患者さんの言葉を理解する」大和咲紀氏(東京都勤務)
「質の高いインプラント治療に必要な静脈内鎮静法の活用 ~歯科麻酔医から伝えたいこと~」前田大輔氏(北海道開業)
「顎機能に調和した顎顔面外科矯正治療の新基軸」浅野栄一朗氏(福島県開業) 
「咬合再構成におけるインプラント治療の戦略 ~審美・機能・安定性を目指した一症例~」町田真吾氏(東京都開業)
「歯列不正により咬頭嵌合位が変化しているケースへのインプラント治療 ~骨格、歯列、軟組織の調和のとれた治療~」成 仁鶴氏(千葉県開業)
「M. I. Concept for Implant Treatment」佐藤洋司氏(秋田県開業)
「矯正を必要とする全顎的包括治療におけるインプラント埋入時期の考察」地川弘一氏(東京都開業)
「矯正治療とインプラント治療により咬合の安定を目指した一症例」河合竜佐氏(高知県開業)
「多数歯欠損を伴う重度歯周炎に対してフルデジタルで戦略的に矯正治療前にインプラントを埋入する方法」工藤 求氏(東京都開業)
「極度の咬耗により咬合高径の低下をきたした咬合崩壊症例に対して包括的治療を行った 一症例」小倉嘉弘氏(広島県開業)
「インプラントを応用して骨格を考慮し咬合再構成を行った症例」池岡 岳氏(大阪府開業)

 上記に加え、教育講演として下野正基氏(東歯大)が登壇し、「インプラント治療のための治癒の病理」と題して講演を行った。インプラント周囲粘膜炎やインプラント周囲炎などといった症状について深く掘り下げ、治癒の背景をわかりやすく解説した。

 会場では立ち見が出るほど参加者が集まり、各講演後には白熱のディスカッションが交わされるなど、終日盛り上がりをみせた。

 なお、本ミーティングで選出される上位6名は、きたる8月に開催されるOJ年次ミーティングにて講演予定である。

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