2023年2月18日掲載

「人に寄り添う歯科医療~口からはじまる健康長寿~」をメインテーマに

愛知県歯科医学大会・第46回中部日本デンタルショー開催

愛知県歯科医学大会・第46回中部日本デンタルショー開催
 さる2月18日(土)、19日(日)の両日、名古屋市中小企業振興会館(愛知県)において、愛知県歯科医学大会・第46回中部日本デンタルショー併設(一般社団法人愛知県歯科医師会主催、一般社団法人愛知県歯科技工士会、公益社団法人愛知県歯科衛生士会、東海歯科用品商協同組合共催)が「人に寄り添う歯科医療~口からはじまる健康長寿~」をメインテーマに開催された。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、2021年と2022年の愛知県歯科医学大会はWeb開催のみ、中部日本デンタルショーは2020年の第43回以降2年連続中止となっていたが、今回3年ぶりの現地開催となり、2日間でコロナ前の2019年時と並ぶ1万人以上の参加者があり盛会となった。

 愛知県歯科医師会講演では、和泉雄一氏(医歯大名誉教授)が「超高齢社会では歯周病予防が必須である」、小野卓史氏(医歯大教授)が「咀嚼、呼吸の口腔機能と脳や全身機能の関係について」の演題で登壇し、愛知県歯科衛生士会講演では、天野敦雄氏(阪大歯学部教授)が「昭和の常識をアップデート・令和の最新カリオロジー」の演題で登壇した。愛知県歯科医師会医療管理部講演では、「医院承継を考えたら~知っておきたい事例別承継の留意点~」をテーマに、安田竜也氏(税理士)と太田隆充氏(特定社労士)が登壇し、物的承継と人的承継の2つの視点からトラブルなく医院を承継させるためのアドバイスがなされた。ほかにも各種ワークショップや東海歯科用品商協同組合による企画講演などもあり、充実したプログラムが展開された。

 また、併設されたデンタルショー会場では約170の企業が出展し、「Airway Dentistry」、「Enjoy Scan Enjoy CEREC」、「経営と顧客満足度を劇的に高める歯科界のDX CADCAM診察のススメ」、「心理学的テクニックを応用した『伝わる』患者指導」などのブースセミナーが開催され、多くの参加者が詰めかけていた。

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