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トピックス


2009年2月15日

2008年度口腔四学会合同研修会/第31回(社)日本口腔外科学会・教育研修会開催

感染症の基礎と臨床―最近の知見を中心に―

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 さる2月14日(土)、15日(日)の両日、笹川記念会館(東京都)にて、2008年度口腔四学会(日本口腔外科学会、日本歯科放射線学会、日本口腔病理学会、日本顎顔面インプラント学会)合同研修会/第31回(社)日本口腔外科学会・教育研修会が、参加者約470名を集め開催された。

 1日目は、口腔バイオフィルム感染症、ビスホスホネート関連顎骨壊死をテーマに、6名の演者が登壇。奥田克彌氏(東歯大名誉教授)はバイオフィルムと全身疾患について、王 宝禮氏(松歯大教授)は口腔バイオフィルム感染症の病態解明について、米田俊之氏(阪大教授)はビスホスホネート製剤の薬理作用と顎骨壊死発症のメカニズムについて、池田 通氏(長崎大教授)はビスホスホネート関連顎骨壊死の病理学的特徴について、田口 明氏(松歯大教授)は顎骨壊死・骨髄炎の画像診断について、浦出雅裕氏(兵庫医科大教授)はビスホスホネート治療による顎骨壊死の現状について、それぞれ講演を行った。

 2日目は、院内感染予防、口腔感染症をテーマに7名の演者が登壇。渋谷恭之氏(神戸大講師)は院内感染予防と口腔ケアの重要性について、金子明寛氏(東海大教授)は口腔感染症に対する抗菌薬療法について、梅田正博氏(神戸大准教授)は口腔感染症に対する外科療法について、角田和之氏(慶應義塾大)はシェーグレン症候群と口腔カンジダ症について、森屋恭爾氏(東大医学部附属病院感染制御部副部長)はウイルス感染症の現況について、前田初彦氏(愛院大教授)はヒトパピローマウイルスと口腔粘膜疾患について、山根源之氏(東歯大教授)は口腔に症状を呈するウイルス疾患と真菌感染症について、それぞれ講演を行った。

 メイン会場は2日間とも満席となり、質疑応答時には感染症に対する具体的な対応策に関して、参加者より積極的な質問が投げかけられるなど、終始活況を呈した。