2023年5月28日掲載

“若手同士で気軽にアウトプットできる場”の創出がコンセプト

若手歯科医師合同勉強会、2023年度総会を開催

若手歯科医師合同勉強会、2023年度総会を開催
 さる5月28日(日)、Web配信にて若手歯科医師合同勉強会(駒形裕也代表)による2023年度総会が開催され、歯科医師、歯科衛生士だけでなく、学生や研修医など約40名が参加した。

 同会は、2019年に九州大学・九州歯科大学・福岡歯科大学の3大学の若手歯科医師らにより設立された「三大学合同勉強会」がその前身で、「若手(学生)同士で気軽にアウトプット(発表)できる場をつくる」「若手(学生)の横のつながりをつくる」「臨床と経営をバランスよく学ぶ」をコンセプトに設立された。その後、参加者の増加にともない2023年に現在の名称である「若手歯科医師合同勉強会」に変更された。

 当日は、2023年度の勉強会キックオフイベントとして、同会内の各グループの活動紹介および会員発表が行われた。まず、「医院運営グループ」「論文抄読会グループ」「医院経営グループ/資産運用グループ」「臨床発表グループ」の各グループの代表者が活動内容を紹介。それぞれ、月1~2回あるいは随時、オンライン上で発表会やミーティングを開催しており、またLINEなどを活用した情報の共有や投げかけを行うなど、参加者が発言しやすい環境づくりに努めていることが説明された。

 その後、会員発表として、今井実喜生氏(九大インプラント・義歯補綴学分野)による「デジタル最前線~インプラント治療編~」、松川維吹氏(愛知県勤務)による「補綴前処置を工夫した1症例」、原田 創氏(鹿児島県分院長)による「炭酸飲料にとろみをつけた摂食嚥下アプローチ」の症例発表がそれぞれ行われた。

 同勉強会全体での次回の活動は、きたる7月2日(日)にサマーセミナーが予定されている。

関連する特集