2023年6月18日掲載

阿部伸一氏による講演や、症例報告などが行われる

東京ヘルスケアグループスタッフミーティング開催

東京ヘルスケアグループスタッフミーティング開催
 さる6月18日(日)、フレンディア(埼玉県)において、東京ヘルスケアグループ(川嶋 剛代表)によるスタッフミーティングが開催された。本グループは、日本ヘルスケア歯科学会(高橋 啓代表)の下部組織としてかねてより活動しており、年1回スタッフミーティングを開催している。

 午前は、阿部伸一氏(東歯大解剖学講座教授)が「SRPに必要な解剖学的知識」と題して講演を行った。氏は自身の著書である『1本1本の歯のしくみとセルフケアのお作法』などを抜粋しながら、歯種ごとの歯の形態について解説するとともに、プラークコントロールのしやすさや歯周病の進行度、咀嚼時の役割などを述べた。また、SRP時にも関係する神経についても紹介し、舌神経・舌下動脈にはとくに注意を払う必要があると強調した。イラストだけでなく、標本や献体の写真が多数披露され、参加者にとっては歯周組織のリアルな姿を直接目にする貴重な機会となった。

 午後は、杉山歯科医院(千葉県八千代市)、まさき歯科医院(千葉県習志野市)、あめみや歯科医院(神奈川県秦野市)の歯科衛生士がプレゼンテーションを行い、担当症例などをふまえて考察を述べた。その後、会場ではグループごとのディスカッションも行われ、キャリアや職種を問わず熱心に意見を交換し合う参加者の姿が見られた。

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