2023年8月4日掲載

「健康・幸福寿命の延伸に資するスマート歯科医学・歯科医療の実現」をテーマに

日本学術会議・日本歯科医学会連合、公開シンポジウムを開催

日本学術会議・日本歯科医学会連合、公開シンポジウムを開催
 さる8月4日(金)、日本学術会議・日本歯科医学会連合による公開シンポジウム(日本学術会議歯学委員会、臨床系歯学分科会主催、一般社団法人日本歯科医学会連合共催)が「健康・幸福寿命の延伸に資するスマート歯科医学・歯科医療の実現」をテーマに、Web配信にて開催された。

 本シンポジウムは、望月眞弓氏(日本学術会議副会長、第二部会員)と住友雅人氏(一般社団法人日本歯科医学会連合理事長)による開会の挨拶のあと、市川哲雄氏(日本学術会議会員、歯学委員会委員長)と品田佳世子氏(日本学術会議連携会員、医歯大大学院教授)による座長のもと、以下の6題の講演が披露された。以下に演題と演者を示す。

・「未来の学術振興構想」村上伸也氏(日本学術会議第二部会員、歯学委員会幹事)
・「歯科からの『未来の学術振興構想』」西村理行氏(日本学術会議第二部会員、歯学委員会副委員長)
・「歯科医療分野でのAI、IOTの推進」佐々木啓一氏(日本学術会議連携会員、宮城大学長)
・「2040年への歯科イノベーションロードマップ」天野敦雄氏(阪大大学院歯学研究科教授)、
・「Well-being実現で歯学、口腔科学に期待する」飯島勝矢氏(日本学術会議連携会員、東大高齢社会総合研究機構・未来ビジョン研究センター教授)
・「UHCへ口腔保健推進を提案する」品田氏

 それぞれの演者からは、わが国の医療DXにおける現状や課題などが挙げられたうえで、う蝕の減少やデジタル化が進展するなか、健康寿命延伸を実現するための歯科の果たすべき役割や現在の取り組みなどが共有された。

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