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2008年10月22日

東京医科歯科大学、公開講座開催

受講者の歯に対する関心度高く、質問あいつぐ

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 さる10月22日(木)、東京医科歯科大学歯学部附属病院にて、東京医科歯科大学(大山喬史学長)による公開講座「健康を創る4―『病気を知ろう』―」第4回「きれいな歯をいつまでも」(大槻昌幸准教授)が開催された。本講座は、11月5日(水)までに6回にわたって開催され、同大学の医学部と歯学部の専門講師から各テーマに沿って、一般の方向けにわかりやすく話をしていただき、受講者の健康づくりの一助にしていただく内容となっている。
 冒頭、大槻氏は歯の健康に対する関心度についてアンケート調査をもとに、国民の審美的関心度の高まりから、歯を白くするために歯科医院を受診する患者さんが増加していることを説明した。そのうえで、歯の治療や歯を守るためのメインテナンス、歯のホワイトニングの内容などを受講者に平易な言葉で解説。う蝕治療のキーワードとしてMI(Minimal Intervention)と審美を挙げ、歯科材料の発展がもたらした過去のう蝕治療と現在の治療の変化やMI治療の原則についても供覧した。また、現代病ともいわれているドライマウスについて、薬物の副作用などによる影響もあることから、「現在処方されている薬の副作用については医師・薬剤師に相談してほしい」と述べた。後半には審美歯科がもたらすライフスタイルの変化やホワイトニングに関する疑問なども解説した。
 講座終了後の質疑応答では、「アマルガム充填部位をレジン充填にしたい」「ブリッジと天然歯の色調が合わないためホワイトニングをしたい」など、中高年層の受講者が多いにもかかわらず、質問時間を制限するほどの質問の多さに審美歯科の関心の高さがうかがえた。