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2009年3月15日

スタディーグループKOKO主催 第1回特別講演「歯科衛生士の考える「臨床」~ホームケア編~」開催

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 さる3月15日(日)、IMYビル(愛知県)にて、スタディーグループKOKO(石原美樹代表、フリーランス歯科衛生士)主催による第1回特別講演「歯科衛生士の考える「臨床」〜ホームケア編〜」が開催され、約100名が参集した。

 スタディーグループKOKOは、参加者全員がみずから学び、考え、行動し、日々の診療に臨むことを目指したグループで、愛知県の歯科衛生士を中心に定期的に活動している。今回は初の特別講演として、昨年の年間テーマ「ホームケア」に基づく内容で、2講演とディスカッションが行われた。

 講演「プラークコントロールの定着を目指して!個別性を重視した患者さんとの関わり」では、講師に渡邉麻理氏(渡辺歯科・歯科衛生士)を招聘。歯科衛生士の役割を、生涯にわたって健康な口腔であり続けるための支援者として位置づけ、そのためにはコミュニケーションスキルが重要になるとしてさまざまなスキルや考え方を解説した。

 続く講演「歯周治療の幹は患者さんを一人の人として大切にみること」では、塚越芳子氏(わたなべ歯科医院、ナグモ歯科クワバラクリニック・歯科衛生士)が登壇。歯や歯周組織、生活背景の他、歯科衛生士は患者の心にも目を向ける必要があるとして、その対応について臨床的な観点から述べた。患者にはそれぞれオリジナルの対応法があるとし、ひとりひとりに関心を持って対応していかなければならないとした。

 その後行われたディスカッションでは、「限られた時間の中でどう患者との関係を構築していくのか」「ブラッシングスキルはどれぐらい患者に伝えるべきか」など、臨床時に関する具体的な質問が挙げられ、多くの意見が交わされた。