2024年2月18日掲載

早すぎる別れを受けて、歯科医師・歯科技工士・企業関係者約200名が参集

山本尚吾氏を偲ぶ会開催

山本尚吾氏を偲ぶ会開催
 さる2月18日(日)、アルカディア市ヶ谷(東京都)において、山本尚吾氏を偲ぶ会が開催され、全国から歯科医師・歯科技工士・企業関係者など約200名が参集した。

 山本尚吾氏(歯科技工士)は1960年、愛媛県生まれ。1980年に愛媛県立公衆衛生専門学校歯科技工士科を卒業後、上京。複数の歯科技工所の開設、改組を経て、2007年にart & experience BeR(東京都新宿区)を開設。著名歯科医師との臨床、および国内・海外での執筆・講演多数をこなしつつ、スタディグループ「VOCE Ceramist Club」「VOCE C.C Claymore」「BeRフォトクラブ」などを主宰し、後進の育成にも尽力した。また、小社月刊誌「QDT」およびその別冊への執筆も、1990年代から多数にわたった。2023年末に体調不良を訴え、膵臓がんの診断を受けて入院・加療されていたが、さる2024年2月12日未明に逝去された。

 当日は、同会場で「山本尚吾氏を励ます会」の開催が昨年から予定されていたが、山本氏の登壇はかなわず、冒頭にはまず生前に本人があらかじめ制作していたオープニング/エンディングの動画が上映された。引き続き、山本氏の在りし日を偲ぶ動画・写真が多数映写されるなか、山崎長郎氏(日本臨床歯科学会理事長)、佐藤友彦氏、大河雅之氏(すべて東京都開業)が相次いで登壇。それぞれに、山本氏の人柄や臨床でのエピソードについて語った。また、企業関係者も多数登壇し、多くの企業と良好な関係を築いてきた山本氏の活躍ぶりを偲ばせた。その後、締めくくりとして根岸由紀子氏(歯科技工士、art & experience BeR)が登壇し、「これからも、山本氏のことを皆さんに少しでも多く思い出してほしい」と述べた。

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