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2009年4月19日

第6回日本顕微鏡歯科学会名古屋大会開催

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 さる4月18日(土)、19日(日)の両日、今池ガスビル(愛知県)にて、第6回日本顕微鏡歯科学会名古屋大会(中村 洋大会長、中川寛一会長)が開催された。今、歯科界で注目のマイクロスコープの臨床への生かし方をみようと、120名以上の参加者がつめかけた。

 19日には、特別講演として、月星光博氏(愛知県開業)による「実体顕微鏡と歯科用CTでわかること」、飯島国好氏による「いかにして歯科診療に実態顕微鏡を導入したか」、三橋 純氏・吉田 格氏らによる(ともに東京都開業)「実体顕微鏡治療の周辺――画像処理」が行われた。

 とくに盛り上がりをみせたのが、三橋・吉田両氏の講演で、マイクロスコープでの静止画・動画の撮影・編集法について解説した。マイクロスコープは臨床での診察・治療にはすぐに利用できるが、その画像データの精細さを失わず保存し、患者説明や勉強会でのプレゼンテーションに生かしきれている人は歯科界ではまだ少ないのが現状である。スタッフの教育、患者への説明、症例検討、事故処理・自己防衛、技術の公開へと応用するために、撮影装置の特性、録画と編集法、プレゼンテーションの作成法まで解説され、明日からの臨床に役立てるよう、ユーモアたっぷりに講演された。