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2009年5月12日

「Tooth Fairyプロジェクト」6月スタート

日本財団・日本歯科医師会、共同記者会見を開催

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 さる5月12日(火)、歯科医師会館において、日本財団(笹川陽平会長)と日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による「Tooth Fairyプロジェクト(歯科撤去金属物リサイクルによる社会貢献事業)」(日本財団主催、日歯協賛)の共同記者会見が開催された。

 本プロジェクトは、日歯会員が歯科治療の際に不要になった歯科撤去金属物を日本財団に無償で提供し、リサイクルによって得られた資金で行う社会貢献活動である。今後は、その資金をもとに「アジアでの小学校建設」や「小児がん患者の支援」などが予定されているとのこと。なお、6月1日よりスタートする。

 会場では、笹川陽平氏(日本財団会長)と大久保満男氏(日歯会長)が、本プロジェクトの事業概要とそこに至るまでの経緯について説明した。笹川氏は、「CSR(企業の社会的責任)活動は世界でも活発であるが、業界ぐるみで1つの方向性を出すのは世界でも初めてで、歴史的な出来事であろう。民の立場から公の仕事の一部を請け負う仕組みづくりのきっかけにしたい」とプロジェクトの成功に期待をよせた。大久保氏は、笹川氏の現場主義を貫く姿勢と日歯の基本的理念が一致したことが本プロジェクトへ協力するきっかけの1つになったとし、「本プロジェクトが全国に広がるには時間を要するが、活動を通じて歯科医師が社会貢献活動の役割を果たすことができればと考えている」と述べた。

 今回、世界規模でさまざまな公益活動を行う日本財団は、事業の透明性と説明責任から活動内容および収支報告をすべて公開するとしている。

【お問合せ先】日本財団寄付文化醸成プロジェクト TEL:03-6229-5287 長谷川隆治