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2009年6月14日

第88回 河邊臨床教室 定例講演会開催

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 さる6月14日、血脇ホール(東京都)において、第88回 河邊臨床教室 定例講演会(酒井勝衛会長)が開催された。本講演会は、補綴治療、とくに総義歯治療の大家として知られる故・河邊清治氏の門下生を中心に結成された河邊臨床教室のメンバーが主催するもの。今回は、「患者さんに良質な歯科医療を提供するために ~来院から義歯が作られる工程に沿ったコ・デンタルスタッフの役割~」と題し、多数の参加者を集めた。

 会場では、酒井勝衛氏(歯科医師・神奈川県開業)、戸田 篤氏(歯科技工士・Days)、竹野里美氏(歯科衛生士・相模原口腔保健センター)の3氏がタイトルのとおり「患者来院時から総義歯完成時」までの三者のかかわりを時系列順にリレー講演。「第1章 医療面接は歯科医師だけがすることではない!」にはじまり、「第6章 歯科医師―歯科技工士―歯科衛生士の連携による義歯完成」にいたるまで、それぞれの立場からの注意点が詳細に語られた。これまで、「歯科医師―歯科技工士」「歯科医師―歯科衛生士」という図式で語られることの多かった総義歯臨床に三者の視点が加わることにより、たいへん興味深い内容となっていた。