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2009年7月11日

第50回日本歯科医療管理学会総会・学術大会開催

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 さる7月11日(土)、12日(日)の両日、歯科医師会館において、第50回日本歯科医療管理学会総会・学術大会(尾崎哲則大会長、高津茂樹会長)が、「歯科医療が変わる―医療の社会化、連携化に向けて―」をテーマに開催され、約300名が参集した。第50回の記念すべき大会となった本大会は、一般口演18題、ポスター発表23題、記念講演1題、教育口演1題が行われ、創立50周年記念式典、記念祝賀会が催された。

 18日(土)の午後には、創立50周年記念式典が挙行され、主催者を代表し高津会長が式辞を述べ、来賓として江藤一洋氏(日本歯科医学会会長)、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、石井みどり氏(参議院議員)、金澤紀子氏(日本歯科衛生士会会長)の挨拶が式典に華を添えた。また、功労者表彰では歴代会長や名誉会員など、本学会の発展に貢献してきた関係者らが表彰の栄に浴した。

 引き続き、信友浩一氏(九大大学院教授、日本歯科総合研究機構客員研究員)による記念講演「歯科医療の社会との連携」が行われた。信友氏は、講演のなかで医療事故や医事紛争について触れ、「医療事故は個人の問題ではなくシステムの問題」と指摘。行政に頼らず医療現場で解決する方法として、「医療者は患者側に立つ感性が大切」と述べ、医師主体の医療から患者主体の医療への転換を求めた。

 その後、アルカディア市ヶ谷において記念祝賀会が行われ、会場は50周年を祝うにふさわしい賑やかな雰囲気のなか、学会関係者らの往時を懐かしむ様子も見られた。