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2009年7月26日

デンツプライ三金株式会社 「ザイブユーザーミーティング大阪」を開催

イタリアから、即時荷重の第一人者のMarco Degidi氏を招聘

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 さる7月26日(日)、デンツプライ三金株式会社大阪営業所において、ザイブインプラントシステムのユーザーを対象とした「ザイブユーザーミーティング大阪」が、90名を超える参加者のもと開催された。

 講師として、佐古好正氏、岡崎英起氏(ともに大阪府開業、ザイブインプラント公認インストラクター)のほか、イタリアからMarco Degidi氏(イタリア開業)が招聘された。

 佐古氏は、ザイブインプラントシステムの臨床応用と題し、これまでザイブならびにアンキロスインプラントによる症例提示を多数行いながら、即時荷重適応の判断のしかた、骨増生のテクニックなどを解説した。

 岡崎氏は、インプラント治療を軸とした医院経営と題し、患者へのコンサルテーションのノウハウ、スタッフとのチームワークの必要性など、これまで臨床家が解説することの少なかったテーマを、詳細な例をもって講演した。

 Degidi氏は、「Immediate loading : So often the perfect solution.」と題し、ザイブインプラントを用いた即時荷重のコンセプトを、組織学的視点、臨床データなどを用いながら解説した。また、即時荷重時の補綴設計を容易に行えるテクニックとして、口腔内でチタンアバットメントをチタンフレームに溶接するIntra Oral Welding Techniqueの解説を行った。質疑応用では、参加者からの「即時荷重の判断基準としての埋入トルクをどう考えるか」「カンチレバー構造も適応と考えるか」といった日常臨床に直結した質問に対し、ホワイトボードに図を描きながら丁寧に解説された。

 予定時間を90分以上も超過したにもかかわらず、退席者は非常に少なく、即時荷重についての関心が非常に高いことがうかがい知れるものであった。