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2009年8月21日

日歯連盟、第106回臨時評議員会を開催

次期参院選代表選挙単一候補者は高嶺明彦氏に決定

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 さる8月21日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、堤 直文会長)による第106回臨時評議員会が開催された。本評議員会は、さる7月31日(金)に開催された第7回参議院比例代表選挙候補者選考委員会において、同委員会が高嶺明彦氏(沖縄県歯科医師連盟推薦)の信任投票を行なった結果、日歯連盟単一候補者として信任、推薦を答申し、高嶺氏を正式に単一候補者として決定するために開催されたもの。

 議事では、第1号議案「次期参議院比例代表選挙単一候補者決定の件」が上程され、賛成多数(出席評議員76名のうち賛成60名、反対16名)によって可決された。正式に単一候補者に承認された高嶺氏は、「残りの半生をかけて歯科医療界のために必死にがんばっていきたい。社会的な使命を担っている歯科医療に対する診療報酬上の評価を変えたい」と決意を述べた。

 次期参院選単一候補者は決定したものの、会場からは今回の選考委員会の選考方法について疑問視する声や、政権交代が焦点となっている8月30日の衆議院総選挙の結果を踏まえたうえでの評議員会の開催など、出席した評議員からは多くの意見が出された。

 紆余曲折ありつつも単一候補者が決定し、ようやくスタート地点にたった歯科界。歯科医師過剰問題や私立歯科大学の定員割れ問題だけでなく、歯科技工士・歯科衛生士不足問題も歯科界全体の問題として解決するために、職域代表を国政の場に送り出すという会員の気持ちが1つになる選挙体制づくりが急がれる。